惡の華の主題歌『ハナヒカリ』の歌詞の意味とは?
9/27に映画「惡の華」が公開されました!!
この映画の主題歌を歌うのは,アメリカ・テキサス州オースティンで開催されている世界最大規模のフェスティバル「SXSW」にも参加をするなど,話題沸騰中のリーガルリリーです!!
今回は,その主題歌『ハナヒカリ』の意味を考えていきたいと思います.
まず,『ハナヒカリ』の歌詞に注目すると,”F-16”,”戦前の兵隊さん”という言葉に目を惹かれます.
リーガルリリーの作詞・作曲を担当しているたかはしほのかさんは横田基地がある,福生市で育っています.つまり,たかはしほのかさんにとって戦争というものはかなり近い存在だったんですね.
リーガルリリー の他の曲にも,”戦闘機の爆音,最高にロックだった”という歌詞があります.このことからもわかるように,リーガルリリー は戦争を意識した曲が多くあります.
この『ハナヒカリ』もおそらく戦争を意識した曲でしょう.
空は君よりも綺麗だった。
月は君よりも綺麗だった。
それらにあなたが包まれているから
まわりに照らされた君が1番、綺麗だった。
ハナヒカリ思い出す。
夜の空のホームレス。
飛び交った戦闘機、光る君はあれに乗らないで。
海は君よりも歌っていた。
街は君よりも歌ったふり。
それらにあなたは耳を傾けるから
まわりを吸いこんだ君が1番悲しそうさ。寂しそうさ。
戦前の兵隊さん、
綺麗なものが好きな人。
あなたはね、これから街のどこをみるの?
僕のどこをみるの。
ハナヒカリ思い出せ。
夜の空の放物線。
飛び交ったF-16、光る君はあれに乗らないで。
この歌詞に出てくる,”君”というのは,おそらく戦闘機に乗る兵隊のことを言っているのではないかと思います.
一番の歌詞で,君よりも綺麗な空と月にあなたは包まれていると言っています.これは”君”が空を飛んでいることを表しているのではないかと思います.戦場へ向かう戦闘機に乗るあなたを,空や月よりも綺麗だと歌っているのではないかと思います.
サビの部分のハナヒカリとは,戦闘機からみる,街の光の事ではないかと思いました.花は儚く散るものです.戦闘機からみる街も,自分たちの手によって儚く消えてしまいます.そのことを強く思い出しているのではないでしょうか?
ホームレスは帰る家がありません.夜の空のホームレスとは,戦争に行ってしまいもう帰る事が出来ないかもしれない兵隊さんのことを表しているのではないでしょうか?
サビの最後に,光る君はあれに乗らないでと言っています.このことから,この曲は,戦争に行ってしまう男性と,それを止めようとしている女性を歌ったものだと考えます.
リーガルリリー の歌詞は幻想的で,意味を考えるのが凄く難しいですね笑.
この曲のAメロが終わった後の「たったったっ」というスネアが,男性が戦争に行ってしまう緊迫感が感じられますね.
全体として,浮遊感のある幻想的なサウンドで,これぞリーガルリリーといった曲でした!!大好きです!!